フェンダーとユニクロでコスパを考える
お気に入りとは
その時の好みは一過性だったりする。
しかし、ずっと好きなものも存在する。
そういうものこそ、お気に入りというべきではなかろうか。
そんなわけでとっておきのお気に入りを紹介しよう。
ストラト狂
ストラトのチューニングは半音下げ。
理由はブルースマンだから。
久しぶりにLogicを起動するとショートカットとかまるで忘れ去っていて、これはヤバいなと。
なんだかんだ山に潜ってまだ一年経たないのに、忘れ去っているんだから俺の脳も老化でヤバい。語彙がヤバいでヤバい。
ギター一本、自分の声一つで曲なんかいくらでも作れるんだけど、マンネリが半端ない。
もともとDTMer(大嫌いな言葉の一つ)だから、この世に存在しないシンセの音とかを聞いてフレーズを生産するみたいな、そういう癖が抜けきれなくてギターだけだとギターの味しかしない曲を作ってしまうので困っている。
これではまずいので、山の中でもしっかりパソコンと向き合ってぽちぽち打ち込みを再開させたいのだ。
そんなことを思いつつ、ブルースばっか弾いてるんだけど。
さてなんの話だったか。
長く向き合いたいアイテム
ファッションにおいて、長く向き合えるアイテムというものにまだ出会えていない気がする。
楽器はその点においてはもう本当に長く向き合っているし、ストラト以外のギターはいらないと思うくらいストラト狂だったりする、いや本当は335とか欲しいけど。
フェンダーのカスタムショップは売っぱらってヴァンザントを手放さず持っているあたり、コスパの悪魔に取り憑かれてしまっているのは言うまでもないが。
金があればマスビル買ってるっつーの。
プチニューは長く向き合える戦友になりえそうだけど、なんというか汚くなったら穿かない気がする。
汚くなったらってのは、どんな基準だか自分でもわからないけど、A.P.C.から滲み出るおフランスの風、オシャンな匂いみたいなものを感じられなくなったら新しく買い直すかもしれないし、もう二度とA.P.C.には戻ってこないかもしれない。
そういう意味ではストラトほどのお気に入り感はないのである。
そろそろ出会いたい
いろんな意味で。
最近、納得の一枚に出会えなさすぎてユニクロでお茶を濁すという安易な選択肢の泥沼に浸かってしまっている。
安いのに、良い。という感情は、高かった、すごく良い。に勝ることはないと思う。
どんなに良いものでも、コスパという基準に当てはめた瞬間、アイテムそのものの価値がわからなくなってしまう。
高いから良いのではなく、コスパが良いから買うのではなく。
長く、人生の中で向き合える一着にそろそろ出会いたいものだ。
それには冒険が必要だろうな。